国立感染症研究所 感染症情報センター :
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薬局サーベイランスでは、「インフルエンザ推定患者数」を一般公開しています。昨日のインフルエンザ流行状況が迅速把握できます。
現状の概要
- 毎日の処方状況から個人情報を除いて特定の薬効分類での処方箋枚数を監視
- 処方翌日の午前7時に還元
- 対象薬剤:総合感冒薬、解熱鎮痛剤、抗生物質、タミフル・リレンザ、アシクロビル製剤
- 各薬局の例年同時期、同じ曜日、休日明けかどうか、と比べて多いかどうかを判断
- 多くの薬局が地域で増加した場合には地域での異常として探知
- 現在6840薬局(全薬局の13.7%、2012年1月31日現在)が参加
- 佐賀県では県の行動計画でも位置づけ
- 2008年北海道洞爺湖サミットでも活用 >>詳細はこちら
- 2010年APEC横浜でも活用
- 2010年COP10名古屋でも活用 >>詳細はこちら
- 現時点では最も迅速に、もっとも広範に、もっとも現場の負担のないインフルエンザ患者の情報収集方法
- 研究班による研究事業として実施、2009年4月20日から新型インフルエンザ対策として監視強化、独自に厚生労働省、感染研内、都道府県へ情報還元
- 2009/2010新型インフルエンザにおいて活用 >>論文はこちら
- 日報を毎日更新、週報を週に一度更新して関係者に情報提供

※NODp - (NIID Outbreak Detection program)は、国立感染症研究所(NIID)が作成した探知アルゴリズム
協力薬局率

協力薬局あたり人口

精度
- 精度的には10万人に1協力薬局で発生動向調査(インフルエンザ定点)とほぼ同じ( Yoshida,M. et al.,Seasonal influenza surveillance using prescription data for anti-influenza medications,JJID, forthcoming )
- 全国均等に分布していれば1200薬局で発生動向調査(インフルエンザ定点)と同じ精度
- つまり、現状(薬局数6840、13.7%)は発生動向調査(インフルエンザ定点) 倍以上の精度
- 早期探知には網の目をさらに細かくする必要がある
- ただし地域的なムラがあり、未実施の県もある
協力薬局数毎の発生動向調査との相関

出典:Yoshida,M. et al.,Seasonal influenza surveillance using prescription data for anti-influenza medications,JJID, forthcoming

還元画面
薬局サーベイランス日報・週報
関係者に配信
各薬局での異常探知
- 各薬局の過去数年分のタミフル・リレンザのデータから、
- 疫学週、曜日、休日あけか否か、長期トレンドに回帰させ、当日の予測値をベースラインとする
- 当日の実際の処方箋枚数がそのベースラインを - 3標準偏差以上上回っていれば低度
- 4標準偏差以上上回っていれば中度
- 5標準偏差以上上回っていれば高度
の異常と定義
地域での異常探知
- 参加薬局を保健所管轄を目安に4-15薬局づつ地域に分割
- その地域毎に、異常を探知した薬局数が
>1軒、かつ、>全協力薬局数の10% ・・・低度
>2軒、かつ、>全協力薬局数の20% ・・・中度
>3軒、かつ、>全協力薬局数の30% ・・・高度
の地域での異常と定義
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平成23年度厚生労働科学研究費補助金健康安全・危機管理対策研究事業
「健康危機事象の早期探知システムの実用化に関する研究」
研究代表者:
国立感染症研究所感染症情報センター
主任研究官 大日康史
mail:ohkusa
nih.go.jp
FAX:03-5285-1129



著作権などについて